みとのひとりごと

関西人、東京在住。人生いまだ考え中。昭和の残香がするすみっこが好き。

やる気がないんだ、本当に。

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 初夏の午後は、けだるい。

 昼過ぎに作った麻婆豆腐が意外と美味しかったので、缶チューハイを開けてしまう。飲み始めるといつのまにか、2本目で。Dテレビで、ウォーキングデットを何気に流し観しながら、いつの間にか時間が流れている。

 ふと、何もかも変わっていることに気づく。心のイメージの中の自分は10代後半、もしくは20代前半の自分なのに、ここにいるのは30代後半でもう40近い自分で。いつのまにか時間を重ねおっさんになっている自分に、突然唖然となったりする。

 少し前に、20歳過ぎの猫の画像を観た。人間でいうと100歳手前の歳だろう。目の前のねこじゃらし的な玩具に全然反応せずに、所在なさげに佇んでたのを、思い出した。そんな感じと言えば、言い過ぎだろうか。

 でも、そんな感覚が意外と嫌じゃない自分もいる。若い頃に抱えていた今は覚えていない葛藤とか、そんなものに囲まれていないからかな。昔何かの本で、天才とはいつまでも強烈なルサンチマンを抱えている人で、でも大概の人間は徐々にそれを薄れさせる。30代後半まで、強烈なルサンチマンを抱えているのは大変な才能だ、的な言葉が書かれていて、なんとなく納得したのを思い出した。ルサンチマンを抱え続けることこそが才能で、人が何かをなしえるうえで強烈な原動力で、それがなくなると、人は老い猫のように何にも興味を示さなくなる。そんなことを考えていた。

 この文章を書いているうちに、3本目の缶チューハイを空けてしまった。まぁ仕方ない。今日はそんな日なんだろうし、人生もそんなものなのだろう。