みとのひとりごと

30歳を過ぎてから上京したアラフォーの関西人。独身。人生いまだ考え中。昭和の残香がするすみっこが好き。

ヌターウォーズと北極物語。

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 特に理由はないのだけれど、春の始まりにぽかぽかしてくると、藤子不二夫のある短編マンガを思い出す。小学校高学年くらいの時に親が買ってきた藤子不二夫の短編集(当時はFとAに分かれていなかった)中のたわいもない一篇だ。ストーリーは確かこんなだったと思う。うだつの上がらない青年がすることが本当になくて、だらだらと路地裏を歩いていると、当時大人気だった2本立てを上映している古びた映画館を見つけ、一人大盛り上がりで映画館に入る。だが2本立ての映画は、スターウォーズ南極物語だと思ったのが、実はヌターウォーズと北極物語だった。でも暇なんで最後まで観てしまい、けっこう満足したというストーリーだったように思う。なんとなく、そのゆるゆる感が春の陽気に似いるからか、春先にふと思いだしてしまうのだ笑。

 ウィペディアで、ヌターウォーズで検索してみたら、その短編は「裏町通り名画館」というタイトルだった。以下ウキィペディアのコピー。

裏町裏通り名画館』(うらまちうらどおりめいがかん)は、藤子・F・不二雄(発表時は藤子不二雄名義)の短編漫画。『月刊スーパーアクション』(双葉社1983年9月号に掲載された。

 ある日、主人公が偶然おとずれた町。その町の映画館では、公開されたばかりの『南極物語』と『スターウォーズ』が2本立てで公開されていた。350円、という低料金に喜び中へ入ったが、実は『極物語』と『ターウォーズ』だった。

北極物語
主人公はアザラシの母子。平和に暮らしていたが、血に飢えた2頭の犬(北極越冬隊の残した犬)が、群れに襲い掛かってきた!
タロとジロ#別の視点からみた南極の犬たちも参照。
ヌターウォーズ
木こりとして平和にくらすヨサーク。ある日、彼はレッド・ペーパーにより、帝国軍に召集される。両親のため、愛するオハナのため、そして戦場で友人になり、目の前で反乱軍に殺されたタゴーサクの仇を討つため、ヨサークは反乱軍との決戦に赴く。

裏日本」、「町」、「通り」、「町名画館」、「ウラウラと」、「うらびれて」、「うらめしかった」など、「ウラ」という言葉が繰り返し使われている。

『ヌターウォーズ』では、『スター・ウォーズ(エピソード6/ジェダイの帰還)』のパロディの他、旧日本軍や当時の流行も使用されている。

『ヌターウォーズ』で使われている用語等
木こりのヨサーク→北島三郎演歌『与作』より(与作は木こり)。
レッド・ペーパー→赤紙召集令状の事。
デッド・スター→デス・スター
大宇宙共栄圏→大東亜共栄圏

その他、帝国軍士官の制服も、旧日本軍を思わせるデザインになっている。

 

 今思うと藤子不二夫のSFは本当に子供心に刺激的だった。ドラえもんなどの少年漫画とは違いダメな大人の素の部分を教えてくれた気がする。久しぶりに短編集を読んでみたいな。そんなことをなんとなく思った今日の昼下がりだった。