みとのひとりごと

30歳を過ぎてから上京したアラフォーの関西人。独身。人生いまだ考え中。昭和の残香がするすみっこが好き。

未来のミライがびっくりするほど面白くなかった件について。

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 細田守監督の「未来のミライ」を観に行ってきたのだけど、そのあまりの面白くなさに驚愕してしまった。時をかける少女サマーウォーズの初期作品は大好きだっただけに、本当に残念だったわ。本当に才能の枯渇とは恐ろしいな。どうして映画製作の上層部はこんな駄作に公開OKを出してしまったのだろうか。細田守というネームバリューと監督、製作陣の自己満足のアピールの熱気に押されてしまったのだろうか。なんにしても、むちゃくちゃにひどい作品だった。

 ネタばれになるので、あまり詳しくは書かないが、まぁ物語のつかみから最悪だった。まず誰が誰に何を伝えようとしているのか、よくわからない設定で、大人向けなんだろうけれど、大人がこの映画を観て子供心を取り戻す要素はひとつもなかったような。でも子供もこれを観て面白いと感じることもないだろう。父親、母親、主人公のとんちゃん、未来ちゃん(赤ん坊バージョンも中学生バージョン)全てに感情輸入できず、独りよがりで子供の視点を意識したのであろう過剰なエコーのかかった様々な日常の効果音も目障りだった。細田守はこの作品で宮崎駿の「となりのトトロ」に現代の家族劇として対抗したかったのかもしれないが、まぁひとよがりの何物でもなく、圧倒的な敗北だったね。比べるのも失礼か笑。ほんと見ていて苦痛の一言の映画だった。あと主人公の声の上白石萌歌の声もおそろしく合ってなかった。この娘のピュアな感じは実がおねいちゃんの萌音よりも好きなんで、けっこう楽しみにしていたんだけど、合わなさ過ぎたし。なお登場人物の声は全てあってなくて、ストーリー展開のひどさと声のアンバランスさで、観る苦痛をさらに上乗せしてくれた。

 まだ一切目を通していないのだけど、この映画のネットでの映画評は最悪だろうね。てか、この映画を面白いという奴はいるんだろうか?でも一つだけフォロー。田舎の風景と戦時中の風景はけっこう数少ない見せ場だったかも。ただサマーウォーズのぱくり版の電子世界の劣化シーンはかなりいただけなかったが。とりあえず未来のミライを観ての一番の感想は、おっさになりじいさんになっても、高クオリティの映画を生み出し続けた宮崎駿は本当の天才なんだろうなって感じたことかもね笑。