みとのひとりごと

30歳を過ぎてから上京したアラフォーの関西人。独身。人生いまだ考え中。昭和の残香がするすみっこが好き。

100年単位でみるアメリカ、中国、日本のGDP比較②

 前回は1900年から2018年までのアメリカ、中国、日本のGDP推移を節目の年を中心に振り返ったが、確かに1989年から2018年までの日本のGDPの落ち込みはひどい。だが1900年から1989年までの118年で比較すると、日本のGDP成長はアメリカ、中国を大きく上回っているのだ。

 1900年と2018年までの118年間の3カ国の成長率を見ると、その期間にアメリカは65倍、中国は54倍、日本は103倍に成長している。そう100年単位で比較すると、3カ国の中で日本が圧倒的に成長率が高いのだ。多くのバブル経験有識者の論調はあくまでもバブルからの衰退がメインであり、それまでの日本の高成長は当然の軌跡だと無視していることが多い。だが完全にこれが間違いだろう。高成長の後には時代の変遷と衰退がある。日本にとってそれが高成長後の1989年からの「失われた20年」であるだけなのだ。ある意味中国が文革が終わった1980年代後半から高成長を始めたのは、それまでの低成長の揺り戻しであり、逆に文革がなく中国の共産主義がゆるやかに衰退し経済もゆるやかに成長していたが、低コストの労働力は生まれず世界の工場ともならずに、1990年代後半以降の大成長は存在しなかったはずだ。

 そう経済とは時代の流れをつかんだ高景気と時代から外れた不景気の波であり、その好景気の波に、たまたま今のアメリカ、中国がうまく乗れているだけとも言える。それだけの気がする。逆にいうと、118年間でみると、日本の成長率はアメリカ、中国の倍近いのだから、日本はこれからも両国の半分近い成長率の時代が続く可能性もあるとかもしれない。今の日本は負け組国ではなく、100年単位でみると、アメリカ、中国の2倍の成長を果たしてきた勝ち組国だと自信を持ち、猿真似ではない独自のスタンスを改めて考え、これから動いていくべきなのだろう。