みとのひとりごと

30歳を過ぎてから上京したアラフォーの関西人。独身。人生いまだ考え中。昭和の残香がするすみっこが好き。

100年単位でみるアメリカ、中国、日本のGDP比較①

 なんとなく最近気になる思考をメモ的に残しておきたい。

 最近、バブル崩壊から失われた20年の間に日本が大きく成長せずとも年平均2~3%で成長していたら、今頃日本のGDPは800兆円(今は530兆円ほど)を超え世界での存在感が高まっている的な能天気な意見を垂れ流す奴が増えているが、個人的には今の日本経済の立ち位置は妥当で、バブルがおかしすぎただけだと考えている。それでは昨日今日ではなく100年単位でみると、アメリカ、中国に比べて日本の成長率は高いのか、はたまた低いのか。1900年から2018年までの各国のGDP推移を検証してみた。資料が見当たらなかったため、1900年、1950年のGPDは購買力平均で、1980年以降は名目GDPを採用しているが、各国の競争力を比較するには、さほどマイナスはないと考えている。

 まず日本が明治維新を経て富国強兵体制が整った1900年の3カ国の状況からみていくと、同年のGDPは、アメリカ3128億ドル(全世界の15・8%)、中国2606億ドル(13・1%)、日本500億ドル(2・5%)の順だ。この頃既にアメリカ、中国が日本の2大国で、日本はアジアの片隅の小国であることがこの数字からも分かる。

 続いて1950年の状況。第二次世界大戦が終わり戦勝国アメリカ、復興に沸く日本、中華人民共和国が前年に誕生し混乱する中国の時代。アメリカのGDPは1兆4576億ドル(27・1%)、中国3355億ドル(6・2%)、日本1565億ドル(2・9%)と、戦勝国アメリカが圧倒的で、この時にGDPは日本は中国よりはるかに下だ。

 そして1980年のGDP。アメリカ2兆8624億ドル、日本1兆1053億ドル、中国3053億ドルと大きく日本が中国を逆転。中国は文化大革命のまさに混乱期で、この時期の日本のGDPは中国の3倍以上あったのだ。

 さらに日経平均が史上最高値の3万8957円を記録した日本絶頂期の1989年はというと、アメリカ5兆6577億ドル、日本3兆549億ドル、中国4610億ドル。日本のGDPは中国の8倍で、アメリカの60%に迫っている。日本の人口がアメリカの約3分の1であることを考えると、さすがバブルといった数字だ。

 最後に2018年のGDP(予想)。アメリカ20兆4128億ドル(20・2%)、中国14兆925億ドル(13・1%)、日本5兆1670億円(5・1%)1989年と比べると日本の数字が突出して落ち込んでいるのが、分かる。そして1989年と2018年を比べた圧倒的な日本の凋落が「失われた20年」の自称有識者の根拠になっている。長くなったので②に続く。