みとのひとりごと

30歳を過ぎてから上京したアラフォーの関西人。独身。人生いまだ考え中。昭和の残香がするすみっこが好き。

ロシア人とは味覚では到底分かり合えない。

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 暇な時たまにボランティアで日本語を教えているのだけど、この前その教室で久しぶりにロシア人の女性(30代半ばくらい)と話した。ロシア人とじっくり会話するなんて本当に久しぶりのことだ。でもそこでロシアとのギャップと多くの世界での日本の影響力のなさと改めて実感してしまった。

 その女性は日本に仕事で来て6年になるというのだけど、まぁ日本の食事、文化など全面的に否定的で、久しぶりにカルチャーショックを受けたよ笑。テレビや表向きのネット報道では日本のアニメ、日本食をはじめ幅広い文化が世界で大人気という確信犯的な変更報道が最近増えているけど、あれはほとんど嘘。確かにごく一部のアジア(タイ、ベトナム、台湾などの東南アジア中心だが、それらの国でも最近は韓国、中国に影響力を押されつつある)では、日本料理店の出店も多く、アニメのワンピース、ナルトなどの日本のアニメもある程度市民権を得ているように感じる。だけど言い換えれば、それは世界でほんとにごく一部のことだということだ。中国人の化粧品などのインバウンド消費も話題にはなっているが、ことの本質は日本製品の品質の良さというよりも、関税フリーによる激安感が購入の大きな要因であり、旅行で持ち帰った日本製品を転売屋に卸すバイト感覚の旅行者も今だ多い。少し転売旅行者をやればLCCの飛行機代金くらいのバイトにもなるからね。

 話が少しそれたが、日本料理のほとんどが彼女にとっては不味いものだということだ。特に日本のパン、ケーキは不味くて食べられないとのこと。そして多くのロシア人も同じような味覚を持っているということらしい。日本人が好む食パンのもちもち感も逆に彼女にとっては最悪の食感らしく、のどに何度もつまりそうになったという。ぱさぱさで固い食感がロシア人の口には合うのだ。さらにケーキも甘さ控えめな感じがとても美味しくないとのことだった。

 ちなみにロシア人の朝食の代表に、「カーシャ」というロシア風お粥(上の写真)がある。米や稗、雑穀、オートミールなど(地方でいろいろ)をミルクで炊いたお粥だ。日本人にとってはミルクでお粥を炊くなんてありえない選択なんだけど、それがロシア人のソウルフードだったりする。10年以上前にキルギス旧ソ連)でカーシャを一度だけ食べたことがあるのだけど、まぁひどい味だった。表現が悪いがまるでゲ〇のような味だった記憶しかない。カーシャの美味しさを熱弁するこの女性に、さすがにこの感想を言うことは出来なかったのだけど;;。ちなみに少しだけフォローすると、彼女も一応日本のお菓子にはけっこう好きなものはあるらしく、もち生地の中にあんこやチョコレート系が入ったものは特にお気に入りのようだった。

 またアルコールに関しても、個人的はドストエフスキーやゴーリキのロシア文学の影響で、多くのロシア人が大酒飲みの印象だったのだけど、これも全く嘘とのこと。確かに一部には過度のアル中もいるが、ロシア人全体の飲酒率は日本よりかなり低く、特に女性で大酒飲みはほとんどいないとのこと。その理由には寒さであり、外出先で飲んで帰る途中に凍えて死んでしまう人も毎年多く、かなりの飲酒への危機感があるとのことだった。だから飲むのも家飲みがほとんどで、外で飲むときも酔った帰りに凍え死んでしまわないように複数でしか飲まないということだった。アジアと違いやっぱりロシアはいろんな意味で遠い国だと改めて感じた夜だった。