みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

昴と東南アジア。

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パタヤの片隅の屋台で食事していたら、タイの有線のような放送から突然谷村新司の昴が流れてきた。そういえば90年代はアジア各国で昴は大人気で、けっこういろんな場所で聞いたことを思い出した。各国で現地の歌手によるカバー曲もけっこう売れたようだ。当時のタイでも、昔アユタヤで仲良くなった現地のタイ人家族の家に招かれたとき、何故かおっさんたちが昴のタイ語曲をみんなで熱唱してたことをふと思い出した。当時の今よりはるかに混沌とししていた東南アジアで、明日を手探りでもがく昴の歌詞はとても沁みこみ、だからこそヒットしたんだろうな。

それから20年。今でも流れるふとタイの片隅で流れる昴は、タイではどういう扱いなのだろうか。大きく変わったタイの中で、昴は懐メロのように、たまに思い出す歌として、今でもあるんだろうな。もう日本とほとんど変わらない中流国に発展を遂げたタイで、それでもまだ昔のアジア臭を残すパタヤの隅っこで、そんなことを考えていた。

そんなぼんやりとした思考のうちに、いつもまにか昴は終わり、聞いたことのないタイのな懐メロ調の曲に移った。その曲が終わると、何故かランバダが流れただした。なんだか少し楽しくなってきた。