みとのひとりごと

30歳を過ぎてから上京したアラフォーの関西人。独身。人生いまだ考え中。昭和の残香がするすみっこが好き。

新型コロナとガラガラポンの時代

 雨が降り続いているので、別に自粛気分ではないけど、濡れるのが嫌なので、家から出れない。

 テレビでは人生の勝ち組らしき芸能人や有識者が新型コロナの感染拡大を防ぐための自粛を呼び掛けているんだけど、根本的に彼らが言ってることは、ある種のポジショントークなんだよね笑。新型コロナ渦のもとでは、既存の経済活動が停止し、既存の資本主義の利益を満喫している奴ほど、被害を受ける。グローバル展開する大企業の社員をはじめ、そこからの広告収入で生活するテレビなどのメディア、大衆迎合のスポーツ選手など全てそうだ。新型コロナの先が見えず経済活動が停滞すればするほど、既存の資本主義では勝ち組とされる人ほど、痛手を受ける。テレビではリストラ不況で一般庶民も大きな痛手を受けると論じているが、個人的には少し違うと思う。もちろん多くの庶民が影響を受けるだろうが、そこには分断が存在する。

 新型コロナ渦前でも日銭で暮らす底辺貧困層は、新型コロナで世の中の貧困のハードルが下がっても、同じ底辺のまま、日々を生きることを繰り返しているだけだ。彼らの生活に新型コロナにもたらす影響は少ない。その少し上の層、年収400~600万円の層は確実に痛手を受けるだろが、彼らは今の資本主義システムに依存する最下層なので、一番甚大な被害を受けるのは、当たり前のことに過ぎない。

 よく地頭が悪いインデックス投資家が、資本主義が終われが「北斗の拳の世界」が来るので、そこではどうせ生き残れないのだから、資本主義を信じて積み立て投資を続けることが人生に勝つ秘訣だと言うけど、全然違う。世の中には北斗の拳の世界が来てもかまわない層がけっこう存在し、むしろ来てほしい今の資本主義を壊して全てがガラガラポンに、一旦世界がフラットになることを望んでいる層がいるのだ。渋谷や原宿で今でも遊び惚け、下町の一杯飲み屋で酔いどれるおっさん連中は、まさにそういう連中で、本人には多分自覚はないかもしれないが、DNA的に新型コロナが広がって、今の資本主義構造が崩壊し、ガラガラポンが訪れるを望んでいるのかもしれない。そんな彼らに自粛の言葉が届くはずがない。そもそも、彼らの多くは頭では体で生きるタイプなので、北斗の拳の社会でも適応性は高い、その世界がもし訪れれば、そこでは勝ち組になれそうなタイプも多い。

 ちなみに、14世紀にヨーロッパで流行したペストで、ヨーロッパの人口の3分の1が死亡したという。わずか100年前の1920年前後のスペイン風邪でも、世界で最大1億人の死者(定説は5000~8000万人程度)が出たとされる。当時の世界人口は20億人前後なので、当時の世界の5%が、流行り病で死んだことになる。わずか100年前の時代にだ。ウイルス研究が進んだ現代といっても、ウイルスも進化しており、100年前と同じことが全く怒らないとは誰も言えない。

 ともなく新型コロナ渦をきっかけに、冷戦崩壊から約30年間世界、資本主義が享受してきたグローバル化によるリターンが、今回の新型コロナをきっかけにグローバルリスクに転じた言わざる得ない。どうパラダイムシフトするから分かるはずがないが、今回の新型コロナ渦が収まっても、世界は今後も同じようなグローバルリスクを常に見据え、新たなスタンスを構築し、動くしかない。もちろん一般庶民の僕に次ぎの世界の立ち意味は見えない。ただここで、今までの世界の勝ち組が負け組に転じ、時代を捉えた新たな勝者が生まれることは歴史が教えてくれている。その繰り返しがこれまでの世界、日本の紀元前からの歴史なのだから、それは必ず起こる。そんなことを最近ずっと考えている。