みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

タイの映画館でなんとなく思ったこと。

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 東南アジアに滞在中に時間があったら、その国の映画館にいくことにしている。その国の今のトレンドを知るのに、一番手っ取り早いから。日本の映画館では、ちょっと長すぎるくらいだと思う映画上映前のCMだけど、久しぶりに来た国の今の流行りを知るためには、とても参考になる。
 先月にタイに行ったときも、MBKの映画館で銀魂を見た。バンコクにもいつのまにか至るところに映画館が乱立しているのだけれど、昔の面影が残るMBKにはやっぱり愛着がある。銀魂は、まだ日本でも放映しているのだから、この時期にすでに上映するなんてけっこうタイでも人気があるんだなと思いながら選んだ。料金も160バーツなので500円くらいだがら、日本より、だいぶお得感あるしね。物価が上がるタイだが、映画料金はまだまだ安い。
 今回のタイの映画館のCMで目だったのは、SIMカード、車(トヨタ、スズキ)、飲料関係かな。まぁタイの先進国化もかなり進んでおり、日本で見るCMとほとんど同じようなテイストだったな(笑いのツボは若干違うけれど)。特にSIMカードの会社は、タイでも確実に儲かってて、確実に存在感が高まってるわ。車も、日本よりもまだまだ購買意欲が高いので、それなりに打ち出しが強気な感じだったなぁ。ちなみに飲料は、相変わらずコカ・コーラなどの外資飲料が多かったが、タイメーカーの流行り商品のCMも存在感はあったかな。ここ数年で、けっこうタイも独自の飲食文化の融合が一段と活発化しているんだよね。
 ちなみにタイの映画館では、上映の前に国王の生い立ちや活動をまとめた崇拝動画を流すのだけど、プミポン国王が亡くなり、ワチラロンコン国王(ラマ10世)が就任してから、初めてその動画を観たのだけど、かなりひどかった。もともとバカ皇太子として名高かった(?)彼だが、動画もなんかすごくバカっぽくて、笑いかけしまい、不敬罪で捕まるとこだったよ;;なんか全体的に、作りが安っぽくて、タイをこれまで象徴としてひっぱってきたオーラを感じさせたプミポン前国王とは違い、なんか国民と寄り添う姿が、わざとらし過ぎる3流ドラマみたいで。もしかしたら、制作者がわざとそんな風に作っているのかとも勘ぐってしまったほどだった。
 ちなみに銀魂の感想は、予想外に面白かった。笑いのツボはタイと日本も若干違うが、銀魂は分かりやすいビジュアルで直接訴える笑いも多いので、笑いがかぶる部分も多かったかな。なんか日本のどこか地名看板(たぶん洞爺湖?)い客席大爆笑には、少しついていけなかったが。笑いを一番持っていったのは、日本と同じく、近藤さん役の中村勘九郎だった。特に全身蜂蜜まみれは日本と同じく、大爆笑だったわ。個人的には、木島・菜々緒と、高杉・堂本剛が予想外に良かったかな。
 なお客席は、休日上映で7割程度の入りで女性比率がかなり高かった。行ったのは上映開始から3日目。これは日本の客層とも同じなのかもしらんが、4ー5人の大人数グループの女性の比率がすごく高く、なんとなくタイ腐女子オーラがむんむんしてたかも笑。ちなみにそういう空間は嫌いじゃない。 

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