みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

チンプイはもっと評価されるべき。

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 アマゾンプライムチンプイを観ているのだけど、予想以上に面白い。1989年放送なので、オンエアーしていた時は、まだぎりぎり小学生だったんはずだけどそんなに真剣に観てはいなかったのだけど、けっこう覚えていて懐かしい。主人公の声は林原めぐみで、まだらんま1/2の女らんまを演じる前の時のはずだ。笑い声がなんか少し初々しい気もする。アニメの節々に時代を感じる描写や表現もあり、主人子のエリが大好きなアイドルのホタルGENJIは、光GENJIのまさにパクリで、時代を感じてなんか嬉し恥ずかしい。まだこの時はSMAPさえデビューしていなかったのだ(正確にはジャ二ーズジュニアとして、光GENJIのバックで踊っていたかもしれないが)。

 チンプイは、まさに少女版のドラえもんで、ネコ型のドラえもんが22世紀からのび太くんを健全に成長させるためにやってくるのに対し、ネズミ型のチンプイはマール星からルルロフ殿下のお妃にするためにエリちゃんを連れ出しにやってくるのが基本ストーリー。物語の核となるドラえもんが四次元ポケットから出す何やかんや叶える道具が、チンプイでは科法(かほう)という、科学が発達したマール星から持ってこられた道具で、基本ドラえもんの未来の道具と同じように、エリちゃんの日常に登場し、ストーリーを盛り上げる。昔からドラえもんに頼りっぱなしののび太はあんまり好きではなかったのだけど、天真爛漫少女でひと昔前のおてんばという言葉がまさに当てはまるエリは魅力的だ。89年には(漫画が書かれたのは85年~91年)には、まだ萌えという言葉はなかったので、過剰に大きなお友達にこびるような描写はほとんどないのだけど、それだけに普通の少女っぽさが溢れていて、楽しめる。ちなににネズミ型のチンプイドラえもんより圧倒的にかわいいしね笑。今まで藤子不二夫Fの少女主人公の漫画の最高峰はエスパー麻美だと勝手に信じていたけど、チンプイも同じくらい面白いかもと感じている。ドラえもんキテレツ大百科などと比べ短命に終わった作品なんだけど、登場人物、世界観などは今でもかなり魅力的なので、改めてリメイクしてもかなりファンが増やせるんじゃかいかと感じた作品だった。チンプイはもっと評価されるべきだと改めて感じた次第。うん、さすが藤子不二夫Fは天才だわ。なんかしばらく藤子不二夫の過去の作品にハマってしまいそうな気がしている笑。