みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

阿久悠の隠れた名曲アニメソング。

 


宇宙船サジタリウス スターダストボーイズ.flv

 阿久悠は生涯で5000曲を超える作詞を行った(2位は確か松本隆の3500曲ぐらいだったたずだ)。ピンクレディー沢田研二都はるみ八代亜紀……。70年代の毎週の歌謡曲のトップ10に3曲以上阿久悠作詞の歌が並ぶことも珍しくなく、まさに自伝「夢を喰った男たち」の中に描かれているように、ひとつの時代を作った作詞家だった。その阿久悠は多くのアニメ、特撮ソングも手掛けている。ウルトラマンデビルマン宇宙戦艦ヤマト。今でも耳に残る歌の数々が阿久悠の作詞だったんだなと、改めて驚かされることも少なくない。

 そんな阿久悠の多くの作詞の中でも個人的に大好きなのが、80年代後半に放映された「宇宙船サジタリウス」のオープニング(スターダストボーイズ)とエンディング(夢光年)だ。歌ってるのは影山ヒロノブ。確か土曜7時台の子供向けアニメなんだけど、その内容はけっこう子供心にも大人の寂しさを語る内容も多かったかのように思う。例えば主人公のラナ(カエル型のおっさん)は子だくさんなんだけど、ある時宇宙で遭難してしまう。数カ月(?)後に無事地球に生還するんだけど、その時は葬式が終わったあとで、家族は生命保険を受け取ってしまっており、奥さんはなんとか帰ってきたラナに、「あんたなんで帰ってきたのよ」と、辛辣な言葉を投げかけて、その存在を隠そうとする。子供心に本気で切なかったな。ちなみにラナの大好物だったラザニアは、このアニメで初めて知って、食べたくしょうがなかったっけ笑。

 このアニメのOPにもEDもまじで名曲なんだよね。ちなみにOPの歌詞の切なさは40歳を超えた今聞くと昔よりも涙なんだな。そして大人が懐かしがってるだけど;;