みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

NGT48山口真帆暴行事件に感じる地方都市の問題。

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 NGT48の山口真帆への暴行・レイプ未遂事件と、その後の運営側の対応の不透明さが問題を増している。本人が動画サイトで突然告白し、その後言い訳のように運営側が火消の謝罪をはじめたのが、それがさらに事件の闇を浮き彫りにしネット上で炎上。さらにテレビ局もやっと重い腰をあげて、本格的の報じ始めた。今後問題はAKB運営自体にも飛び火し、NGT解散以上の問題にも発展するかもしれない。

 そもそもこの事件を簡単にまとめると、新潟が本拠地であるNGTメンバー(特に地方組)が住む寮のようなメンバー以外禁制のマンションに、一部のNGTメンバーが彼氏を連れ込みはじめ、ほぼ同棲状態になり、他のメンバーにも危害を加えそうになり、それに危険を感じた運営側に告発した山口真帆が逆切れされたことがはじまりのようだ。そのメンバー数名は既にネットでほぼ判明しているので、暇なら検索して欲しい。 彼氏たちとそのマンションで同棲しているメンバーを、山口真帆が運営サイドに報告したらそのメンバーの彼氏から報復を受けてレイプされそうになったというのがおおよその真相のようだ。運営がこの子に処罰をするので示談するように迫ったから告訴を取り下げて検察も不起訴にした。だが実際そのメンバーを運営は処罰していない。何故ならその彼氏とは運営や関係先の息子たちだからだという。故に裁けないとのことらしい。

 この一連の事件を見て、感じたことは一部メンバー、レイプ未遂の男たちのゲスさとともに、活気を失う地方都市の特有の問題だった。東京一極集中が進み、新潟などの地方都市は年々衰退している。まだ北陸のコア都市の一つである新潟市は衰退のスピードは弱いが、それでは若者は年々都会に吸い取られ、都市の力も弱ってきている。地方で新たらしく起業する若者も減り、その一方でその地方都市の大地主、地場企業社長などのかつてからの金持ちが幅を効かす勢いが増しているのだ。新潟はまさにそうした地方都市の典型であり、NGT運営サイドにもそうした地方の自称名士が多くかかわっているという。地方の自称名士の一番の問題はその田舎の殿様根性であり、親父がいばりちらしているのを見たその息子たちも同じように育つ。そして衰退する地方の中で、彼らに逆らうものはいなくなる。何故ならパイも増えない地方でバカな殿様に付き合うぐらいなら、まともな若者ほど都会に向かうからだ。

 ということで、バカと既得権益老人がはびこる地方問題が原因で今回の事件は起こった。ある意味起こるべくして、起こってしまったのだろう。NGT自体は地域活性化のための起爆剤を期待されたのだろが、悲しくも地方の既得権益の気持ち悪さを露呈させるだけに終わった。この構図はこの前自殺してしまった愛媛の地場アイドルにも同じことが言えるだろう。この問題をネット、マスコミがどこまで掘り下げ、どこまで影響力を増すのかは分からないが、それでも平成最後の年に、NGT崩壊から始まるAKBグループ崩壊も始まる気がしてならない。既にグループの賞味期限が切れかかるなかで、それがさらに加速する可能性は高いだろう。