みとのひとりごと

30歳を過ぎてから上京したアラフォーの関西人。独身。人生いまだ考え中。昭和の残香がするすみっこが好き。

15万円のホテルと3000円(1000円)のホテルの満足感は逆かも。

 先々週に東京都心部の1泊15万円のホテルに泊まって、先週金曜日は大阪・西成の1泊3000円(大阪いらっしゃいクーポンもらったんで実質1000円)に泊まったんだけど、改めて高いホテルの無駄無駄感を実感した。確かに1泊15万円のホテルは、部屋は広い(100平方メートルくらい?し)、夜景はきれいだし、ベットは広くてふかふかだし、風呂にはテレビまでついてるんだけど、まじそれだけなんだよね。ロビーからホテルまではエレベーターと廊下でむっちゃ遠いし、部屋は無駄に広いので、モノをどこに置いたか分からなくなるし、別に部屋が広くても居場所はないし。まぁオラ的にはかなり居心地が悪かったんだよね、さらにその前の夕食でワインがぶ飲みしたこともあり、ふかふかめのベットの寝心地はその時のオラには最悪だったし。まぁ高級ホテルなのに、泊まるにストレスすら感じてしまったんだよね。

 一方で先週金曜日に泊まった西成の宿は、新しめのビジネスホテルで、部屋は狭すぎる広すぎないほどよい広さで、居心地感抜群なのに、1泊のお値段は3000円(旅割で実質1000円)。さらにフロントは過剰な親切がないなので、本当にやりやすい。オラ的にも西成の風呂なし壁薄めの1泊1500円以下のホテルはさすがに嫌なんだけど、1泊3000円以上になると一気に部屋のクオリティが上がる西成の宿はやっぱりコスパ最高だわ。なんで人は高いホテルに泊まりたがるのか全く分からないんだけど、それも有名ブランド集めなんかと同じ承認欲求なんかな。まじでめんどくさいな。仕事関連では仕方ないんだけど、できるだけそういうめんどくさい人種とは付き合わないでいたい、そう改めて思った次第ですわ。

 ただ15万円のホテルの朝食(別料金6000円)は、席のゆったり感も深めて、なかなかに満足感高かったので、それだけは最高だったとも言っておきたい。朝食の充実度は人生の充実度だな、うんやっぱり。

上野千鶴子が中国の若い女性に大人気というぴえん感。

 この前20代後半の中国人女性2人と飲みに行く機会があったんだけど、ふとしたことで上野千鶴子の話になった。全然知らなかったんだが数年前から上野千鶴子的な過激なフェミニズム思想が20代、30代の中国人女性の間でかなりの人気らしい。過剰なひとりっこ政策の反動で、今中国では若い女性の優位性がすごいというのは有名な話で、結婚適齢期の女性は男性より5~10%くらい少なくて選びたい放題で、男に対する過剰な欲求は日本をはるかに上回る。日本でも、おごらない男は婚活市場に来るな論争など、婚活でのおんな様の過剰な対応が賛否を巻き起こしているが、中国ではそれはまだまだ可愛いものだ。中国では7,8年前から個人の「信用スコア」評価で多くの日常の生活、資格なども判断される時代となっていたが、婚活でもその評価制度が大きく影響。人口的な女不足感も重なって女性の我儘が高まる中で、日本のフェミニズムの第一人者の上野千鶴子ブームと相成ったわけだ。特に上野千鶴子の思想の中で、「嫌結論」思想が人気のようで、少しでも女性の生活、キャリアに悪影響する男性は絶対悪のような感じになっているようだ。まぁそこまで日本語がうまい女性ではないので、半分はオラが勝手に違約解釈したんだけどね笑。

 ちなみにその中国人女性の一人は既婚なんだけど、日本で自分探しのために働きたいらしく、夫を中国(南京)に残して現在新小岩で独り暮らし。これだけの情報だとひと昔前の出稼ぎ中国人的なんだが、自分の給料だけでは安すぎるから、中国の夫から仕送りを20万円送ってもらってもらってるらしい。ひと昔前では考えられない過保護な感じなんだけど。ちなみに今新小岩で7000万円の一軒家を購入するかどうか考え中らしいそうです;;もう一人の女性は独身で今は日本語学校を通っているんだけど、旅行が趣味で世界数十か国を旅しているらしく、まーまーの金持ち感。あと驚いたのは2人とも習近平が大嫌いで平気で悪口をいいまくるんだよね、少し前の中国人では考えられない自由度だわ。日本という解放感もあるんだろが、中国の国民規制もかなり力を失っていることも実感したわ。もう完全に日本の20代より自立性高いし、プライド高ですわ。一応フォローしていくと中国人女性2人とも性格はよく知らないことは知ったかぶりしないし、居酒屋のお勘定は頑として割り勘を譲らなかったので、日本の婚活女性よりお金面でもきっちりしていることも報告しておきます。まぁ日本人女性より圧倒的に自立モードの増す中国人女性が増えていることが、上野千鶴子ブームを巻き起こしているんでしょうな。そんなことをふと思った今日この頃ですわ。

 

 ちなみに2018年に上海に仕事に行ったときに上海の人民広場の婚活傘で中国の婚活のしんどさに驚いたんだけど、あの頃より中国にさらに婚活は大変になってますな。

人民広場の婚活傘。 - みとのひとりごと (hatenablog.com)

 

人生の今ここ感。

 最近仕事が忙しいのだけど、その分時間がふと出来た時には、これからの人生について考えることが増えた。特に自分の人生におおいな悲観はしていないのだけど、40代半ばまで生きてくると、人生なんてだいたい自分の思い通りにできないことに完全に気づく。今から振り返るとけっこう休みがちな人生を歩んできた。まず大学を7年かけて卒業したんだけど、そのうち4年は海外(特にアジア)でぶらぶらして過ごした。バックパッカーをしたり現地でテキトーに働いたり。まだジャパン円が強い時代で、個人で輸入雑貨の真似事をた雑なビジネスでも儲かった時代で、そんなことにも手を出して楽に稼ぐことができた。その頃の薄い知り合いは、ネット時代の黎明期に輸入雑貨ビジネスを立ち上げ、それなりに成功したとの話も聞く(ただし成功は7、8年以の話で、移り変わりの激しい時代なので、今は知らない)。元ZOZOの前園氏もCDの輸入雑貨からスタートして、あそこまで大きな会社に育てのだから、日本の円パワーをもとにした輸入時代がそれなりにチャンスを秘めていた時代なんだったんだろう、思い返すと。

 初めてちゃんとした日本で就職したのは25歳で、大阪の今はもう倒産してしまった某業界紙だった。そこから20代、30代前半まではいつかの業界紙、雑誌、ライター業を転々としたわけだが、30歳前半の時に、会社の業績がリーマンショックでさらに悪化したことを機に退職。特に当てはなかったんだけど、アジアのどこかで起業でもしようかと出国。タイ、カンボジアラオスあたりでいくつかのビジネスの候補を探したんだけど、現地の悪い日本人になかかなの大金をだまし取られ失敗、数カ月で日本に帰らざる得なくなった。考えてみれはあの頃のアジアはチャンスの宝庫だったんで、もう少し粘って何かを探してみたらと考えることはあるんだけど。まぁそれも運命だったんだろうな。当時からアジア諸国には日本で食い詰められたゴミ日本人がけっこうたむろしていたんだけど、低コストのネット環境とスマホの普及で、そのあたりのゴミ日本人が、今のオレオレ詐欺、SNS募集強盗殺人容疑のルフィ一味あたりの連綿とした流れにつながってるんだど、ふと思い返したりしてる。

 2011年からは東京に居を移した。大阪で再度働きだした会社が突然廃業して、知り合いから大阪本社の会社の東京支社で働いてみないかと声をかけられ、某業界の中小零細業界紙で、なんとなくなく働きだした。30過ぎからの東京生活は18歳での東京暮らしとは違いたいして刺激的ではなかったけれど、仕事を続けているうちに、今年1月に今の会社の社長になってしまった。特に社長になりたいわけはなかったんだけど、会社もいろいろ混乱中で、そろその今の生活にも飽きてきたんで、新たな人生のステージに入らなあかんなという思いもあったんで、引き受けた。まだ社長になってから2カ月ほどだが、やはり小さな会社といえども、自分の通常業務+会社を管理する業務のプラスはまぁけっこうしんどい。これからなんとか数年は社長を続けるつもりだが、早く気楽な立場になりたいとの思いもある。考えると20代前半で3-4年、30代前半で1年弱、大人の夏休みを経験した。さすがに60代から夏休みをもらってもちょっと遅いので、できれば10年以内に、50代前半には次の人生の夏休みに入りたいと考えている。その後は再度働いてもいいんだけど、とりあえず数カ月仕事から離れた時間を、久しぶりに過ごしたい。とりあえず今の気持ちはそんな感じ。月に1回はなんとなくはブログを更新しようと思っているんで、更新した次第。とりいそぎ最近の人生のとりとめない感想でした。

 

中小零細企業経営者の終わらない苦悩な現実。

 今年から、遂に中小零細企業の社長になってしまった。業種は詳しくは言えないが、零細紙メディア関連の企業。中途採用で今年11年目で、40代半ばという微妙な立ち位置。悲しいかな前向きの社長就任でははく、会社の諸事情により社長を引き受けざるえない状況での社長就任だった。ただ一方で社長になってしまったからには、これからは会社は少しでも良くするために、社長業を粛々とこなすしかない。ネットでは、圧倒的に数の多い従業員側からのワンマンブラックの中小零細企業の社長情報が溢れているが、それはある種の意見に過ぎず、ワンマンブラック企業社長側からの立場は、社員に嫌われることをやり続けなければならない悲しい現実がある。先日オラが社長になるのを祝ってくれると前々から言っていたこれまでも懇意にしてもらっていた中小零細企業の経営者先輩2人にお祝いの会を開いてもらったのだが、シビアな本音がマックスの会となった。そこでの話の内容はものすごく勉強になる一方で、これから直面するであろうオラのシビアな現実へのストレスマックスの将来を想像させた。

 特に中小零細企業にのしかかる問題は、つかえない社員の解雇問題だろ。社長A氏は、グループ会社の一つを少し前に廃業させていて、数人の社員を解雇しているのだが、そこでの社員とのもめ事のストレスはなかなかに半端なかったらしい。ただA社長曰く、「そこ会社を潰さなければ、その赤字の蓄積で本体も倒産する可能性すらあった」らしく、苦渋だが仕方のない選択だったらしい。この会社はややブラック気味なので、退職代行で20代の社員が2人辞めており、うつ病社員の退職でも最近もめてて、ずいぶんここ数年苦労しているらしかった。その一方でここ数年の改革は傍から見ていて尊敬できる面も多い。解雇された社員とは違う社長ならではの悩みだが、解雇を実施しないと中小零細企業は生き残れないこともまた確かで、それに対する成否の言葉をオラは語る資格はない。

 一方で専務B氏は、ホワイト企業気味の会社なのだが、社員の高齢化が大きなネックとなっている。10人強の社員全てが40代以上で、半分以上が50代以上。さらに年功序列の賃金体制なので、今の社員が辞めてくれないと新しい社員を採用できない悪循環。ホワイト気味の中小零細企業の働かないオッサンは大手企業よりもさらにシビアで、その愚痴はなかなかにリアルだった。ちなみにオラの企業は、A社、B社の悪いところをあわせ持ち、企業としてのビジョンに欠けている。数年前にはモンスター社員1人にかき回され、過激な裁判まで起こされ、2年以上の時間が決着にはかなり、数百万円の示談金を払わされた。その裁判にはオラも若干関わったのだが、今では笑い話部分もあるが、思い出したくないストレスでもある。

 とりあえず今年は、中小零細企業の経営者の先輩ははじめ、取引先の人たち、昔からの本音で話せる異業種や同業種の友達、利害関係が全然ないオフ会など、出来るだけ多くの人たちと接する機会を増やしたい。できるだけ本音を引き出しやすい飲みの場を中心に。詳しくは言えないが会社でここ数年の間で実施しなければならない改革も少なくない。小手先のことから本質まで、ぶっちゃけできない可能性も高い。とりあえずいろいろな変化が起こる今年一年だろうが、できるだけストレスを貯めこまずに、やれることだけをやるしかない。