みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

当たり前だけど、こち亀はジャンプの最後の砦だったんだよね。

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 遂に週刊少年ジャンプが200万部割れしたらしい。20歳前に買わなくなり、それから20年近くが過ぎる元読者といえど、このニュースは時代を感じてやはり悲しい。94年の最盛期の購読者数は650万部を超えていたのだがら、少子高齢化の進行どころでないスピードでの落ち込みだ。子供、個人の嗜好の多様化が一層鮮明になる出来事だろう。

 日本雑誌協会が公開している印刷証明部数(公称より信頼度が高い印刷部数)によると、最古の値は2008年Q2ですが、この時の週刊少年ジャンプの部数は278万5833部で、2015年以降の部数動向は次の数字とのこと。
2015年Q1…242.3
2015年Q2…239.5
2015年Q3…237.7
2015年Q4…232.2
2016年Q1…223.8
2016年Q2…216.8
2016年Q3…215.2
2016年Q4…200.6
2017年Q1…191.5(万部)。

 この数字を見ると、見事な右肩下がりが続いているが、中でも2016Q3以降の落ち込み率が特に大きいことが分かる。これはずばり、「こち亀」の9月の終了以降だ。40年間続いていた「こち亀」がいかにジャンプ定期購読者にとって最後の砦だったかのかを実感できる。こち亀が終了した4Q以降の2期(6カ月)だけで、ジャンプの発行数は215・2万部から191・5万部と、11%減を強いられている。こち亀の終了でそれまでなんとなく購読を続けていた長期読者も遂に離れてしまったのだろう。もはや終わらせてはくれないかもしれないが、ワンピースが連載終了してしまった時のジャンプの部数はいったいいくつまで落ち込んでいしまうのだろうか。

 でもそうは言ってもジャンプの発行部数の落ち込みは他の少年2誌よりはだいぶましのようだ。「週刊少年マガジン」(講談社)は16年7~9月に100万部を割り込んでおり、1~3月は96万4158部だった。「週刊少年サンデー」(小学館)は31万9667部だったとこと。なんか寂しい数字だけど、これも時代か。