みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

4年ぶりのベトナム旅行雑感。

 今年の夏は8月13~21日の9日間無理夏休みを取り、4年ぶりにベトナムハノイ周辺に行ってきた。4年ぶりだったので、かなり海外旅行スキルが落ちていて初日のビールぼろ酔いでホアムキエン湖を歩いてて5万円くらい入っていた財布を盗まれたり(もしくは落とした可能性も)と、失敗面もかなり多かったが、やはり1年に1回くらいは海外(特にアジア)に行って、今の日本の立ち位置を考えるのは必要なんだなと、改めて実感した今回の旅行だった。ベトナムハノイに最後に行ったのは2019年の8月なんで、ちょうど4年ぶりの訪越だった。

 4年ぶりのハノイは、かなり大きく変わっていた。まず変化を感じていた一つ目は、街中にうざいくらいたむろしていたバイタク(Grab)のドライバーがかなり減っていたことだ。4年前以前は少し散歩しているとうざいくらいに、バイタクドライバーからうっとうしいほどのラブコールをかけられていたのだが、今回はそれがほとんどなくなっていた。その理由はというとGrabのスマホアプリの普及で、オラも何回が現地でGrabアプリでドライバー(バイタク、タクシーともに)を呼んだのだが、呼び出し時点で行く場所の料金が決定する仕組みなので、バイタクで観光客からボル行為がほんとできなくなり、商売のうまみがなくなったのだ。ちなみにベトナム、東南アジアは2018年ごろに米ウーバーが撤退し、シンガポール資本のGrab一択になったことで、ドライバーへの規制もさらに強まったことも大きいだろう。4年前は交渉を何回しても結局通常料金の2倍くらいはボラれていた料金が、簡単に適正料金で利用できることになったのはありがたかった。

 その一方で、ハノイの街角の物価はかなり急騰していた。街中のちょっとした定食屋で食事をすると6~8万ドン(1万ドン=60円で360~480円)のメニューが多く、ビールをつけたら600~800円くらいかかる。さらに観光客仕様の屋台なんて行ったものには、2000円近くかかる。街角のぶっかけ飯屋で食事したらまだ200~300円くらいで食事はできたが、それは日本のスーパーで半額飯をゲットする感覚とほぼ変わらない。家電あたりは日本とほぼ同じの設定で、街角のアイフォンの最新機種の現地価格を円換算すると16万円くらいだった。バンコクあたりよりはまだましかもしれないが、今のベトナムの旅行者としての割安感はかなり消え失せていた。日本に出稼ぎしているベトナム人技能実習生もここまで現地の物価が上がっていると、日本で出稼ぎするメリットはかなり減っているだろな。

 なおハノイの街角では何故か親指の爪だけをやたらと伸ばした若者男性が急増しており、若干気持ち悪かった。現地の微妙なブームなのだろうが、男性の変に長い爪がオラ的にはタトー以上に抵抗感があるかもな。あと今回の旅行間のベトナムは今夏の日本よりは涼しかったが、やたらと街角の日傘が目立った。女性だけでなく若めの男性の日傘率はかなり高く、最近の東南アジアの若者の日本以上の美白願望を肌で感じさせた。

 ちなみにハノイは2021年にホーチミンに先立ち、日本資本で地下鉄が開通したが、まだ1路線・12駅しか開通しておらず、市内のやや郊外までしか通じていない。空港までつながるのはまだ5年くらいは先で、あまり利用価値はない。とりあえず現在開通している区間に乗車してみたが、乗車時間は30分弱で、少し郊外まで行けたくらいの感覚だった。いろいろハノイの感想を書こうかなと思ったのだが、今回はハノイ、ハイフォン、ドーソンの北部でだらだら滞在していたので、そんなに旅行感はなく、ブログの筆も進まない。ちなみに個人的にはハノイで好きなのは、ハノイ市内中心部にあるホワムキエン湖の湖畔で、オラ的にはハノイの不忍の池(上野)と呼んでいる。湖畔にはハノイ市民がいたる場所でくつろいでおり、近くには観光スポットも数多い。夕方になれば中華系のおばちゃんがいたる場所でスローでリズミカルな人民体操を繰り広げている。ハノイに来たらとりあえず湖畔を1時間くらで1周するのが好きで(不忍の池の2倍くらいか?)、ただ歩いているだけでハノイの今の熱気を肌で感じられて、少し嬉しくなる。今回は日曜日の周辺が全て歩行者天国のホワムキエン湖でビール飲みながらほろ酔いで歩いていたら財布をすられたが、そういえばオラは不忍の池でほろ酔いで歩いていたら財布を落とすかすられたこともあったので、まぁ日本にいても同じだったわ。いろいろ他にも感想があり、ベトナムイオンモールや現在急増中の現地資本のドラッグストアの感想、ハノイ以外のハイフォン、ドーソンのややこしい感想なども書こうかと思ったが、疲れてきたので、今回の感想はここまでに。気が向いたら続きを書くかもしれないし、書かないかもしれい笑。