日本に住む外国人の生活保護受給世帯数が、過去最高を更新したという。そのニュースを聞いた、とりあえず今の所感を書いておこうかと。
厚生労働省によると、16年度の外国人が世帯主の生活保護受給世帯数は月平均で前年度比0.4%増。景気が上向いているここ数年は伸びが鈍化しているが、06年度(3万174世帯)からの10年間で56%増えた。また人数ベースでみても外国人が世帯主の世帯生活保護の受給は大幅に増えている。16年度は月平均7万2014人と、06年度の4万8418人から48.7%多くなった。一方、在留外国人全体の人数の増加率は、ほぼ同時にあたる07年末から17年末にかけての10年間で23.8%にとどまっている。 ―とのことだ。
でもこれはまだ問題の序章に過ぎないはずだ。外国人の生活保護世帯はこれからさらに加速度を上げて増えるだろう。言い方が悪いけど、今後日本で働く外国人の質はさらに劣化することは間違いないからだ。今日本で生活保護をもらっている外国人が現役で働いているとき、日本で働けるという選択肢を持てる外国人は実質的にめぐまれた存在だった。今はほぼ現代の詐欺奴隷制度と化した海外実習生制度も、10年ほど前までは故郷に錦を飾れるそこそこの金額が貯められる制度だったのだ。ちなみに僕は2000年前後に海外不動産購入をしていたことがあるのだけど、当時は本当に儲かった。フロンティア的なことでめんどくさい手続きも多く情報も少なかったんだかったけど、詐欺まがいの日本人、現地人も少なくあるハイリスク・ハイリターンを実践できたから。ちなみに2000年前後にカンボジアで買った土地は数年後に5倍の価格で売却できた笑。まぁある種の想い出話だけど;;
外国人労働者の話に戻す。実はここ6年くらい都内の端っこ地域で外国人にボランティアで日本語を教えているのだが、日本に来る外国人の質がここ数年でびっくりするほど劣化していると感じている。たった6年の間だけ見ても、中国人の数が圧倒的に減り、ベトナム人、ネパール人の数が増えた。20年前の日本と中国人の経済格差は圧倒的で、日本に来るメリットはものすごくあったんで中国の超一流人材も日本に来ていたんだけど、10年前くらいに1流人材の流入はぴたっと止まり、2,3流の人材しか来なくなった。そして今では中国人にとって日本は観光に来る安い国に成り下がり、働く魅力のある国ではなくなった。悲しいけどそれが現実だ。ベトナム、ネパールあたりもいずれそうなっていくだろう。今はまだ、ベトナムの青年の多くは日本での生活に目をキラキラさせているのだけれど、インドネシア、タイ人あたりだと母国で稼いだ方が稼げるよと平気で話すようになってきた。本当に労働する国としての日本の魅力は減ってきている。こんな現状の中で、今後の日本に来る外国人労働者の質はさがり、さらに生活保護に流れる可能性は高まるのは避けられないだろう。そのことを政府はどんだけ真剣にとらえているのだろうか。そして日本は先進国としてのプライドをどこまで保ち続けることがでれきるのか。今のところ寂しい未来しか浮かばない。さて、問題はその中で俺はどう生き残っていくのかなのだけど。