中小零細企業の社長のめんどく臭さの一つに、社員の給料を決めるという作業がある。これは大企業だとかそこそこ給料のタイムテーブルが決まっている中企業以上ではないストレスなのだ。零細企業の弊社は社員の給料がほぼ裁量であり、それを決めるのが社長のめんどう臭い役割だ。ちなみにこのめんどく臭さが嫌なので、社長になったときにより変動率に悩むボーナス制度を廃止して、全社員を年俸制にしたので、そのめんどく臭さからは免れている。ちな日本の税制度のおかしいところで、年俸制のほうがボーナスありより年間の給料手取り額が多くなることも、年俸制に移行した理由だが。
弊社は年俸制なので、年末に面談とともに次年度の給料を伝える時間を設けている。いちおう法律的にはボーナスを除く基本給は年間5%~10%が下げ幅の上限(ボーナスの下げ幅はその上限がないので、多くの企業はボーナス制を採用する)。なんで、定年のタイミングでもない限り、そこまで年収は下げられないのだが、それでも10%下げるのは、年収700万円の社員なら、年収630万円になり、けっこう厳しい。社員一人ひとりに家庭はあるのだが、その年収に見合ってない社員はまぁけっこういる。これをどう判断するかが、まぁーなかなかのストレスなのだ。子育ての金がかかるから給料を下げないであげたいが、そんな個人的な理由で、働かないオッサン(あるいは間違った働き方をしているオッサン)の果たして給料をステイしいいのか(上げはしない)とか、いろいろ考える。一方で給料が低い社員は、さすがにその給料では可哀そうなのではという考えも沸く。ただここに不景気な零細企業ならでは大きな問題がある。決してケチなわけでもないが、会社で払える総人件費には限界があり、全ての社員にいい顔をすることができないのだ。誰かの給料を上げれば、その原資が誰かの給料の減俸であり、大手企業のオッサン大量リストラで新卒、若手の給料を上げる原資にもっていくミニマムな縮図がそこにある。しかも大手企業はそれをある種のシステマチックに行うだけなのだが、零細企業はそれを裁量で、顔が見える相手に行わなければならない。なかなかのストレス発生源だ。12月末には、次年度の給料を社員に伝えなければならない。現在考え中。はぁー、これも酒では解決できない今の悩みの一つなんだわさ。