みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

ビジネス系ユーチューバーの耐えられない情報の薄さ。

 グーグル元社員詐称、架空ビジネス、架空ボランティアなどのディープな経歴詐称で底辺馬鹿からけっこうな大金をだまし取った竹花貴騎が、ちょっと前からそのくずっぷりな経歴詐称で炎上しているが、個人的にはほとんどのビジネス系ユーチューバーがこいつと大して変わらないと思っている。意識高い系大学生をはじめ、若いサラリーマンから、俺はこれじゃない感を必死で漂わせているおっさんまで、ビジネスユーチュバー好きが多いが、ビジネスユーチュバーの動画を見るのに貴重な時間を費やす時点で、そいつはもう人生の底辺が確定の可能性が高い。

 少なくない数のビジネス系ユーチューバーの動画を見たが、言ってることは一般常識レベルかそれ以下が大半。そのレベルは薄いビジネス本一冊にも及ばない。常識動画はまだましで、そこに視聴数を稼ぐためのどや顔自慢を交えるのだから、それは有害としかいいようがない。それを20歳そこそこの大学生などが影響されているのだから、マイナスにしかならないだろう。

 個人的にビジネス系ユーチューブを観ることは時間の無駄なのは、その耐えられない情報の薄さだ。テレビや本を馬鹿にするやつも多いが、テレビは1本のドラマ、ドキュメンタリー、情報番組をつくるにつけても、多くの訓練されたある種のプロフェッショナルな人間が協力体制を築き、そして作り上げられる。その内容に対する賛否はおいといて、時間とコストをかけて作り上げるのがテレビ番組なのだ。

 本だってそうだ。1冊の専門書や小説、濃密なノンフィクションを書き上げるのには、1年~数年以上の時間が確実にかかる。著者の思いと、努力と汗は詰まって入いる。薄っぺらいビジネス本だって、書くのには数カ月は確実にかかる。その内容が面白いかどうかは置いといて、それも大きな労力の上に成り立っている。

 ユーチューブには一切そうした積み重ねが存在しない。一般社会で目に見える実績を残していない(自称金持ち、起業家は多いが一般人は誰も知らない)若者やおっさんが、動画で、ネットから仕入れた一次情報を自分の薄い体験を交えながら加工して、どや顔で話す。まったく時間の無駄としか言えない。さらにユーチューブには、とても大きな問題点がある。それはしょーもない動画を見るのに、少なくない時間がかかることだ。10-20分の薄い動画を数本見れば、もう1時間。さらに不愉快極まりない育毛やダイエット動画を見せつけれら、気持ち悪さも半端ない。

 そんなことにやっと気付た、俺。自分の馬鹿さ加減に、本当に悲しい。これまでユーチューブで聞いたビジネスや株情報に影響され、実生活に害すら及ぼされたこともある。どんな馬鹿な情報でも、長らく触れていると、人は影響されるのだと、本当に反省した。ビジネス系ユーチューバーの情報は、ほんとうに耐えられないくらい薄さくて酷い。本当に疲れた。今後ビジネス系ユーチューバーがこれ以上増え、日本の劣化が進まないことを祈っている。

 でも最後に一言、英語、中国語の語学学習やギターなどの楽器練習など学習系にユーチューブを使うのはとても優れたツールだと思ってるよ笑。