最近仕事が忙しいのだけど、その分時間がふと出来た時には、これからの人生について考えることが増えた。特に自分の人生におおいな悲観はしていないのだけど、40代半ばまで生きてくると、人生なんてだいたい自分の思い通りにできないことに完全に気づく。今から振り返るとけっこう休みがちな人生を歩んできた。まず大学を7年かけて卒業したんだけど、そのうち4年は海外(特にアジア)でぶらぶらして過ごした。バックパッカーをしたり現地でテキトーに働いたり。まだジャパン円が強い時代で、個人で輸入雑貨の真似事をた雑なビジネスでも儲かった時代で、そんなことにも手を出して楽に稼ぐことができた。その頃の薄い知り合いは、ネット時代の黎明期に輸入雑貨ビジネスを立ち上げ、それなりに成功したとの話も聞く(ただし成功は7、8年以の話で、移り変わりの激しい時代なので、今は知らない)。元ZOZOの前園氏もCDの輸入雑貨からスタートして、あそこまで大きな会社に育てのだから、日本の円パワーをもとにした輸入時代がそれなりにチャンスを秘めていた時代なんだったんだろう、思い返すと。
初めてちゃんとした日本で就職したのは25歳で、大阪の今はもう倒産してしまった某業界紙だった。そこから20代、30代前半まではいつかの業界紙、雑誌、ライター業を転々としたわけだが、30歳前半の時に、会社の業績がリーマンショックでさらに悪化したことを機に退職。特に当てはなかったんだけど、アジアのどこかで起業でもしようかと出国。タイ、カンボジア、ラオスあたりでいくつかのビジネスの候補を探したんだけど、現地の悪い日本人になかかなの大金をだまし取られ失敗、数カ月で日本に帰らざる得なくなった。考えてみれはあの頃のアジアはチャンスの宝庫だったんで、もう少し粘って何かを探してみたらと考えることはあるんだけど。まぁそれも運命だったんだろうな。当時からアジア諸国には日本で食い詰められたゴミ日本人がけっこうたむろしていたんだけど、低コストのネット環境とスマホの普及で、そのあたりのゴミ日本人が、今のオレオレ詐欺、SNS募集強盗殺人容疑のルフィ一味あたりの連綿とした流れにつながってるんだど、ふと思い返したりしてる。
2011年からは東京に居を移した。大阪で再度働きだした会社が突然廃業して、知り合いから大阪本社の会社の東京支社で働いてみないかと声をかけられ、某業界の中小零細業界紙で、なんとなくなく働きだした。30過ぎからの東京生活は18歳での東京暮らしとは違いたいして刺激的ではなかったけれど、仕事を続けているうちに、今年1月に今の会社の社長になってしまった。特に社長になりたいわけはなかったんだけど、会社もいろいろ混乱中で、そろその今の生活にも飽きてきたんで、新たな人生のステージに入らなあかんなという思いもあったんで、引き受けた。まだ社長になってから2カ月ほどだが、やはり小さな会社といえども、自分の通常業務+会社を管理する業務のプラスはまぁけっこうしんどい。これからなんとか数年は社長を続けるつもりだが、早く気楽な立場になりたいとの思いもある。考えると20代前半で3-4年、30代前半で1年弱、大人の夏休みを経験した。さすがに60代から夏休みをもらってもちょっと遅いので、できれば10年以内に、50代前半には次の人生の夏休みに入りたいと考えている。その後は再度働いてもいいんだけど、とりあえず数カ月仕事から離れた時間を、久しぶりに過ごしたい。とりあえず今の気持ちはそんな感じ。月に1回はなんとなくはブログを更新しようと思っているんで、更新した次第。とりいそぎ最近の人生のとりとめない感想でした。