みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

蜂角鷹ハイボールが最近のお気に入り。

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 ビールのスーパーでの値上がりが世間の話題のようだが、個人的にはここ数年で大幅に値上がりしたウイスキーの方が問題だ。350缶6本のビールが1000円前半と90円近く価格が上昇したとされるが、国産ウイスキーの値上がりはそれ以上だ。

 お気に入りだった富士山麓は3年前は700mlで1000円以下で買えたのに、今では1600円となり1・6倍に。山崎なんて2000円以下だったが、今では3500円前後で、なおかつ品薄でネットでは7000円くらいする暴利価格。ウイスキーがこんだけ慢性的な値上げを行っても受け入れられているのは、多分インバウンド需要のおかげだろうな。中国人観光客が日本土産で高級ウイスキーを買いあさっているとも聞く。中国人の金持ちのせいで、日本人の庶民はちょっと高いウイスキーすら買えなくなっているのか。かなり悲しい。ただそこそこ高級なウイスキーはこぞって値上がりしている反面で、安価ウイスキーはあんまり値上がりしていない。トリスとブラックニッカが日本の安価ウイスキーの両巨頭だが、どちらも700mlボトルで700円前後とほとんど値上がりしていないので、嬉しい。しばらくはウイスキーならもっぱらこの2銘柄を飲む日々が続いていた。

 しかしこのたび、新たな安価ウイスキーを発見した。徳岡なるこれまで聞いたことがなかったメーカーが2月に発売した「蜂角鷹(はちくま)」だ。700mlボトルで800円前後の価格ながら、少し甘いテイストで飲みやすい。どうも山梨のワインメーカーがOEM生産しているようだ。なかなか飲みやすくかなりのお気に入りになり、最近この蜂角鷹のハイボールばかり、自宅では飲んでいる。値段と味のコスパを考えると、これはかなりお得。もし人気が出ても、値上げはしないで欲しいものだ;;

 

 

新世界と西成

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 久しぶりに大阪出張だったので、西成(あいりん)に泊まってきた。
まず、新世界をぶらりとと歩く。中国人観光が目立ち、通天閣の周辺は新しい串カツ屋ばかりで、昔とずいぶん変わっていて、なんとなく寂しい。そういえば昔通天閣の地下にあった将棋道場に通っていたっけ。それももう20年近く前なんだが。
昔の新世界の風景を探して、奥の路地を歩く。新世界東映の前を歩く。昔と同じままな風景だ。多分30年前から変わっていないだろう。「沖縄やくざ戦争」と「ひばりの弁天小僧」の2本立てがやっていたので、なんとなく中に入る。1300円。弁天小僧は1950年代、沖縄やくざは70年代の作品だろうか。まぁ館内のおっちゃんたちはほとんど60代後半以上なので、無難な選択なのだろう。
 映画館のシートに座り、なんだか違和感を感じる。あっ、灰皿がなくなっている。2年くらい前に行ったときは確かに、映画館のシートに灰皿があったはずなのに、なくなっていた。そしてスクリーンの横には「禁煙」の大きな文字。まぁ2年前の映画シートに灰皿があり、おっさんたちがタバコ吸いまくりの現状もどうかと思うが、灰皿がなくなってしまった現状が、なんかとても悲しい。
沖縄やくざ戦争」の中の松方秀樹、梅宮辰雄はどちらも若くてギラギラしていて、時の流れを感じさせる。映画の舞台(たぶん日本復帰後すぐ?)の沖縄はとても貧しくて、寂しくいたたまれなくなる。席替えもなく2本の映画がエンドレスで繰り返すのをなんとか見終わったので、映画館を後にする。

 新世界から西成の職業安定所の横を抜け、あいりん地区に入る。
新世界から少し歩いただけなので、そこには淀んだ空気が流れている。
おっさんんたちが道端に等間隔に意味もなくぼーっと座っていて、缶チューハイを飲んでいる。バラックのような飲み屋も多い。なんだかゆるく、不思議な時間が流れている。1泊800円の木賃宿に、50円の缶ジュースの自販機、100円均一の総菜ー。この値段設定は、今ではタイのカオサンより安いんじゃないのかな笑。
 昔は違和感を感じていた光景なのだけど、今の僕にはそのゆるさへの羨ましさの方が増しているみたいだ。おっさんたちと少し距離をあけ座って缶チューハイを飲みながら、空を見上げる。おっさんたちを眺めながら、あっ、俺ももうおっさんかと気づく笑。そんなことを考えてた、久しぶりの西成の昼下がりだった。 

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須藤凜々花とニーチェ

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 須藤凜々花のAKB総選挙での結婚します発言で、えらいことになっている。個人的には彼女のことは全く知らかったし、AKBファンでもないんだけど、ニーチェを尊敬しているというプロフィールを読んで、さもありなんと思ったよ。

 ニーチェの著書を読んでると肌で感じるのだけど、ニーチェの言う超人思想とは、ひらたく解釈すれば、「人の言うことを聞かず、自分の意見を押し付ける」ことなんだよね。良い意味として、「人に流されず、自分を貫く」的に表現されることが多いが、この思想は、極めて自分勝手で偏屈な思想なんだよね。そんなニーチェの思想に傾倒していた彼女が、ファンや運営側の利害関係者のことを全く考えず、ファンへの感謝の場を伝えるまずのAKB総選挙の場で、「結婚します」発言をしたのはある意味当然だろう。

 ニーチェの代表作である「ツゥアラストラはこう語りき」の冒頭、ニーチェを彷彿とさせるツゥアラストラは、誰にも自分の説教を聞いてもらえないので、すねて山にこもり、ヘビや獣に説教を十数年繰り返すのだが、飽きてきて人里に戻り、人相手にまた説教を始める。まぁ超人とはそういう自分ご都合主義の塊なんですよ。ちなみに多分彼女がもし記者会見でも開くことができたら、かならずニーチェの超人思想的な自分勝手な理屈を例えにだし、自分の発言を正当化すると思うよ。そんな光景が目に浮かぶよ。

 最後に一言、悲しいかな・・・この娘の顔も身体も、個人的に好みです。

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カップ焼きそばと村上春樹はよく似合うね。

 村上春樹がもしカップ焼きそばの容器に作り方を書いたらを読んで、なんかやたらカップ焼きそばが食べたくなってきた。カップ焼きそばは別腹なんだよなぁ笑。

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そして冬眠から覚めたばかりの熊のように、カップ焼きそばを感じている。うん悪くない感覚だ。やっぱUFOが一番いいな。一平ちゃんも悪くないが。

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