みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

誰が、誰に、何を言っているのかが分からない。

 月1回ブログを更新することにしているのだが、特に書く内容がない。最近は世の中にあまりもの薄くどうでもいい文章が多すぎて、自分からも出来るだけ薄っぺらい文章を発信してくない気持ちがある。寒さが増すとテンションが下がる。今年は秋がほとんどなく夏物をまだ衣替えできていなくらい暖かい。来週から一気に気温が下がって冬がいきなり到来するらしいが、今日も江戸川河川敷の散歩もぬくぬくで例年だったら9月並みの気温だったような気がする。

 最近、いろいろな世の中でのいろんな会話のかみ合ってなさを感じる。日常生活でも、薄っぺらいマスコミ発言でも、SNSでも、みんな自分の意見を発信するのだが、だいたいがそれが不明瞭で、「誰が、誰に、何を言っているのか」かが、全然分からない。みんながみんなポジショントークを繰り広げるだけで、そこには何も発展性も生まれていないどころか、意思疎通さえなされていない。零細出版業の社長という仕事柄、世界有数の金持ちから、こいつどうして生活費を稼いでいるのかと思える底辺人、そして日本語教室のボランティアをしているので、優秀な外国人と圧倒的のそれよりも知能が低い日本人もいろいろと見かける。それぞれの話す言葉は自分や仲間は説得できるのだが、それぞれが少しでも違った価値観を持つ側を説得できないでいることを強く感じる。ダイバーシティの時代とは、お飾りを取り除くと、結局は違う価値観同志が理解するのではなく、お互い干渉せずになんとか今を延命させる時代という結論に落ち着く。

 時代には消費期限というものが確実にあり、だいたい80年程度で一つの時代は終わる。例えば日本は戦後レジームという時代の賞味期限は既に切れ、ごみ政治家と経団連が延命策に必死で、今のオワタ時代を必死で延命させている残滓の時代に入った。1868年の明治維新から1945年太平洋戦争の敗北まで77年だったのが、1945年から今年2023年までで78年で、ほぼ同じ年月となった。疲弊したシステムがどういうきっけで崩壊するかはしらないが、金利上昇、生活保護費、少子化など崩壊のきっかけになる理由は既に無数だ。「誰が、誰に、何を言っているのか」。意思疎通できない世の中は、そんなに長くは続かないと思う。