みとのひとりごと

40代独身、人生散歩中。

ロシア人とは味覚では到底分かり合えない。

f:id:mitomito777:20190217164844j:plain

 暇な時たまにボランティアで日本語を教えているのだけど、この前その教室で久しぶりにロシア人の女性(30代半ばくらい)と話した。ロシア人とじっくり会話するなんて本当に久しぶりのことだ。でもそこでロシアとのギャップと多くの世界での日本の影響力のなさと改めて実感してしまった。

 その女性は日本に仕事で来て6年になるというのだけど、まぁ日本の食事、文化など全面的に否定的で、久しぶりにカルチャーショックを受けたよ笑。テレビや表向きのネット報道では日本のアニメ、日本食をはじめ幅広い文化が世界で大人気という確信犯的な変更報道が最近増えているけど、あれはほとんど嘘。確かにごく一部のアジア(タイ、ベトナム、台湾などの東南アジア中心だが、それらの国でも最近は韓国、中国に影響力を押されつつある)では、日本料理店の出店も多く、アニメのワンピース、ナルトなどの日本のアニメもある程度市民権を得ているように感じる。だけど言い換えれば、それは世界でほんとにごく一部のことだということだ。中国人の化粧品などのインバウンド消費も話題にはなっているが、ことの本質は日本製品の品質の良さというよりも、関税フリーによる激安感が購入の大きな要因であり、旅行で持ち帰った日本製品を転売屋に卸すバイト感覚の旅行者も今だ多い。少し転売旅行者をやればLCCの飛行機代金くらいのバイトにもなるからね。

 話が少しそれたが、日本料理のほとんどが彼女にとっては不味いものだということだ。特に日本のパン、ケーキは不味くて食べられないとのこと。そして多くのロシア人も同じような味覚を持っているということらしい。日本人が好む食パンのもちもち感も逆に彼女にとっては最悪の食感らしく、のどに何度もつまりそうになったという。ぱさぱさで固い食感がロシア人の口には合うのだ。さらにケーキも甘さ控えめな感じがとても美味しくないとのことだった。

 ちなみにロシア人の朝食の代表に、「カーシャ」というロシア風お粥(上の写真)がある。米や稗、雑穀、オートミールなど(地方でいろいろ)をミルクで炊いたお粥だ。日本人にとってはミルクでお粥を炊くなんてありえない選択なんだけど、それがロシア人のソウルフードだったりする。10年以上前にキルギス旧ソ連)でカーシャを一度だけ食べたことがあるのだけど、まぁひどい味だった。表現が悪いがまるでゲ〇のような味だった記憶しかない。カーシャの美味しさを熱弁するこの女性に、さすがにこの感想を言うことは出来なかったのだけど;;。ちなみに少しだけフォローすると、彼女も一応日本のお菓子にはけっこう好きなものはあるらしく、もち生地の中にあんこやチョコレート系が入ったものは特にお気に入りのようだった。

 またアルコールに関しても、個人的はドストエフスキーやゴーリキのロシア文学の影響で、多くのロシア人が大酒飲みの印象だったのだけど、これも全く嘘とのこと。確かに一部には過度のアル中もいるが、ロシア人全体の飲酒率は日本よりかなり低く、特に女性で大酒飲みはほとんどいないとのこと。その理由には寒さであり、外出先で飲んで帰る途中に凍えて死んでしまう人も毎年多く、かなりの飲酒への危機感があるとのことだった。だから飲むのも家飲みがほとんどで、外で飲むときも酔った帰りに凍え死んでしまわないように複数でしか飲まないということだった。アジアと違いやっぱりロシアはいろんな意味で遠い国だと改めて感じた夜だった。

 

アラフォーからの木更津キャッツアイシンドローム

f:id:mitomito777:20190205210231j:plain

 30代前半に東京に引っ越してきて8年目。40代に入ってから地元(大阪)に帰省すればするほどに、地元の友達とのギャップが広がりつつある。昔話的な共通の話題は盛り上がるのだけれど、それ以外の日常の話はかなりかみ合わなくなりつつあり、それをだましだまし付き合ってきたのだけど、それもそろそろ限界のような気がしている。  クドカン脚本の木更津キャッツアイは今でも大好きなドラマなんだが、どこかの著書で橘玲がこのドラマについて面白いことを書いていた。木更津キャッツアイはビールと草野球の日常が続くピーターパンの物語で、地元に居続けるからこそ存在できる日常であり、非日常であると。だから物語には高校生までの木更津地元仲間にしか出てこなくその後の人生の新しい人間関係は存在しない。そしてビールと草野球の国の物語は終わりが来ないように見える。でも現実にはビールと草野球の国のピーターパンはいつか終わりを迎える。木更津キャッツアイは主人公のぶっさん(岡田准一)が不治の病にかかったことで、その日常に亀裂が起き、突然違う物語が始まった。でも現実はそんな突然ではなく、なんとなく当たり前に日常に終わりは来る。ビールと草野球の国のピーターパンたちもいつしか齢をとり家庭を持ち、そして次の人生の物語に移行していくはずだ。

 でもなんだろう。10代でも20代でもなく30代で故郷を後にしたものとして、中途半端に木更津キャッツアイシンドロームを引きづっている自分がいるのだ。地元の友達との世界が変われば変わるほどに、中途半端に変わらず、新しい場所でも居場所を築けていない自分のいまさらの青さだけが目立つ。そして悲しくなる。そして地元との距離がさらに開いていく。でもこれが問題で、10代の進学や20代の社会人就職で地元を後にした奴らとは違い、30代に地元を後にした人間は、やはり長く地元で暮らしてしまっているだけに、地元への名残が残り続けてしまうのかもしれない。これが、木更津キャッツアイシンドロームなのかな。そんなことをふと思ったりした。

 そんなことを考えながら、久しぶりに万博記念公園に行き、太陽の塔と差し呑みをしてきた。自分勝手な独り言を太陽の塔にぶつけてみたけど、もちろん答えは返ってこない。でもゆがんだ表情が少し笑顔に見えたりもするから不思議だ。もちろん角度だけど笑。しかし岡本太郎は本当に天才だな。写真で見るとたいしたことないように見えるのだけど、目の前にあると太陽の塔の存在感とオーラは本当にすごいんだよなぁ。

 

 

ZOZOは確実に衰退するだろうね。

 

headlines.yahoo.co.jp

  ZOZOがアパレル各社から見捨てられ始めている。自分勝手なセールでミキハウスオンワードなどの大手が続々と撤退してきている。上の記事にミキハウス木村浩一社長のコメントが出ているが、まぁZOZOのやり方に愛想をつかしている感じだね。木村社長とは昔若干面識があったのだけど、飄々としたおっさん風貌なんなんだけど、かなりの芯が強い人物で、まぁ粋じゃないやり方が本当に嫌いな人なんだと感じていた。ZOZOの勝手なセールはまさに粋じゃないの典型であり、少々損しても粋じゃない人とは付き合いたくない本当の商売人にとっては、許せないことだったんじゃないかな。木村社長は飄々としたコメント以上に腹の中は煮えくりかえっているように、個人的には感じている。昔ミキハウスリーマンショック後の損失で銀行とファンドに騙されて、一時期ファンド傘下に入ってたことがある。その時木村社長と話したことがあるんだけど、その時のファンドへの怒りのテンションに似ている感じだわ。(なお今はミキハウスは自社株買い戻し独立系に戻ったけどね)

 話は少しそれたけど、確実にZOZOは先がないだろうね。単なるECの場所貸しなのに、存在以上の虚勢を張りたがる。手のひらを返されたら転落は早いよ。出展アパレル、特にモノづくりにこだわりを持つ大手アパレルには完全に目障りな存在になりつつあるね。アパレル各社はそれぞれに独自ECサイトを充実させ、それなりにそこで買う個人も増えている中で、ZOZOで買うメリットは薄れるばかりだし。それに危機感を持っての独自セールは起死回生策と思いきや、完全に失策だったということだ。

 ちなみに個人的には前澤社長と2回ほど某パーティであったことがあるが、まぁ口は上手いね。あとやり手の若者(今はそんなに若くはないが、50代以上が中心のパーティでは)年上にこびる感じはかなりレベルだわ。傍からみていても。堀江の人当りのいい版だろうね笑。だからこそ、まずユナイテッドアローズを取り込み、大手を徐々にとりこみ、ここまでのECサイトに成長させたんだからね。まぁでもこれからZOZOの成長余地はかなり厳しいかな。株価も昨年8月の4875円が、いまや2000円少しだからね。それでも高いと思うんだけど。まぁゆるく見守りたい笑。

 

NGT48山口真帆暴行事件に感じる地方都市の問題。

f:id:mitomito777:20190112132455j:plain

 NGT48の山口真帆への暴行・レイプ未遂事件と、その後の運営側の対応の不透明さが問題を増している。本人が動画サイトで突然告白し、その後言い訳のように運営側が火消の謝罪をはじめたのが、それがさらに事件の闇を浮き彫りにしネット上で炎上。さらにテレビ局もやっと重い腰をあげて、本格的の報じ始めた。今後問題はAKB運営自体にも飛び火し、NGT解散以上の問題にも発展するかもしれない。

 そもそもこの事件を簡単にまとめると、新潟が本拠地であるNGTメンバー(特に地方組)が住む寮のようなメンバー以外禁制のマンションに、一部のNGTメンバーが彼氏を連れ込みはじめ、ほぼ同棲状態になり、他のメンバーにも危害を加えそうになり、それに危険を感じた運営側に告発した山口真帆が逆切れされたことがはじまりのようだ。そのメンバー数名は既にネットでほぼ判明しているので、暇なら検索して欲しい。 彼氏たちとそのマンションで同棲しているメンバーを、山口真帆が運営サイドに報告したらそのメンバーの彼氏から報復を受けてレイプされそうになったというのがおおよその真相のようだ。運営がこの子に処罰をするので示談するように迫ったから告訴を取り下げて検察も不起訴にした。だが実際そのメンバーを運営は処罰していない。何故ならその彼氏とは運営や関係先の息子たちだからだという。故に裁けないとのことらしい。

 この一連の事件を見て、感じたことは一部メンバー、レイプ未遂の男たちのゲスさとともに、活気を失う地方都市の特有の問題だった。東京一極集中が進み、新潟などの地方都市は年々衰退している。まだ北陸のコア都市の一つである新潟市は衰退のスピードは弱いが、それでは若者は年々都会に吸い取られ、都市の力も弱ってきている。地方で新たらしく起業する若者も減り、その一方でその地方都市の大地主、地場企業社長などのかつてからの金持ちが幅を効かす勢いが増しているのだ。新潟はまさにそうした地方都市の典型であり、NGT運営サイドにもそうした地方の自称名士が多くかかわっているという。地方の自称名士の一番の問題はその田舎の殿様根性であり、親父がいばりちらしているのを見たその息子たちも同じように育つ。そして衰退する地方の中で、彼らに逆らうものはいなくなる。何故ならパイも増えない地方でバカな殿様に付き合うぐらいなら、まともな若者ほど都会に向かうからだ。

 ということで、バカと既得権益老人がはびこる地方問題が原因で今回の事件は起こった。ある意味起こるべくして、起こってしまったのだろう。NGT自体は地域活性化のための起爆剤を期待されたのだろが、悲しくも地方の既得権益の気持ち悪さを露呈させるだけに終わった。この構図はこの前自殺してしまった愛媛の地場アイドルにも同じことが言えるだろう。この問題をネット、マスコミがどこまで掘り下げ、どこまで影響力を増すのかは分からないが、それでも平成最後の年に、NGT崩壊から始まるAKBグループ崩壊も始まる気がしてならない。既にグループの賞味期限が切れかかるなかで、それがさらに加速する可能性は高いだろう。